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CCLA-20@LINZ オーストリアに参加

I have finally arrived in Linz.
新型ウィルスでは、飛行機も移動も道中いろいろ有りすぎました。とても書けませんが、これはもう地球の問題てす。〇〇人ということでなく、互いにどのように防ぐべきか考え行動するしかありません。現場の教員の時から、ときには誘拐、いじめ、今回のような感染、一斉に広がるニュースがあり、そのたびに学校はぎりぎりの対応をしてきました。今回はあまり疲弊しすぎないよう、国政担当は、一貫性のある指示をだして真に国民をどう守るか考えて欲しいものです。今回は地球規模です。

 

しかし、一方で、毎日の仕事や、「今これをする」ということは、粛々と進みます。今回は昨日から参加しに来たCCLA-20学会のレポートです。これは今まで参加したCLILの勉強会より学会より、何よりも学びが多くすすめてくださったDalton-puffer先生に感謝です。


ウィーンでベートーベンの小径とホイリゲを覗いたあと、以前にお薦めだいた、オーストリア LinzのCLIL Conferenceに到着しました。とても興味深いプログラムが続きます。

クリスティアーネ先生にも再会できてハグしたいとこですが、こちらより、笑顔でkeep distanceの工夫を。皆さん、全体にフレンドリーですし、私も健康にベスト尽くして、それしか方法がないです。

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言語学者の視野から、学校教育との強いタイアップをされてきた先生ならではのリサーチに支えられたキーノートスピーチです。

オーストリアの先生方の反応がなかなか興味深いです。

Dalton-puffer,C., Huttner, J., S.,Smit,U.
オーストリアでは、2011年より前は、ボトムアップでCLILが始まってきたが、2011年頃から工業学校や中高でややトップダウンで10年生から13年生ぐらいに先に導入され、やがて9年生からとなったようだ。1年に72程度のCLIL授業をやるという時期もあり、多くの学校で、いくばくかのCLILが6割程度は行われているとのことです。

CLILについて 結果としての効果ということを少し超えて、生徒へのBenefit 教師へのBenefit そして、不安についてまとめ、中でも 感情 経験 知識 信条 思考 アイデンティティ―について、質的側面の話をされました。検証の方法もインタビュー 授業の記述を分析、コーディングという方法がもちいられているようです。

CLILを取り入れることについて、パフォーマンス 教材や タスク の足跡、プロセス(授業ビデオも含み) 肯定的 否定的両方の影響 この授業のありように参加した生徒の経験や、どういう「考える」を感じているか、ということについての話もありました。

CLILがより学校教育に入って来ている現在において、これを成功に持っていくには、
CLILの価値について信条を共有すること、生後がグローバル化する国際社会においてアクティブになるということをサポートする、そのサポート(スキャフォルディング)が、授業での不安を取り除くであろうということです。

CLILの授業では、楽しい、面白い と同時に、「難しい?」という感想も同時にでるわけですが、それは最初はハードルだが、のちにはMain Advantageになる可能性があり、それは、教えるということのチャレンジであるということです。

5年前に中学校や高校のオーストリアのCLILを視察させていただいたけれども、よく考えるとそれは、Dalton-puffer先生が取り組まれていたモデル授業の一つでもあったわけで、オーストリアの先生が、取り組み中、またはこれから取り組むという、そのような様子や「不安」があるば、その価値を前向きにとらえるように話をされたように思います。

学校教育で扱う内容(Content)は、それぞれの学校の文脈にあったものであり、教師は生徒が考えるというCognitionをしっかり扱うが、難しすぎずにチャレンジできるようにと話されました。イマ―ジョンタイプの授業(国や政策のメインストリームではない)に比すると、学校教育ステージのど真ん中にあるものだという位置付けが提言されたと思います。

 

さて、続いて明日と明後日は、Oliver Meyer 氏 Keith Kelly氏 Phil Ball氏 Rosie Tanner氏のワークショップが次々とあります。どのかたも、現場サイドから、EUの英語教育とCLILをリードしてきたかたです。著書でしか会えないかたから直接聞く言葉は、やはり面白いです。