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カリキュラムマネージメントー教職大学院現職教員実践中

木曜日 忙しい中にも、素晴らしい時間。理科の教員と英語の教員のカリキュラムマネージメント、コラボ授業。現職院生の授業訪問しました。

無人島に漂着して、いかに生きるか、ですが、英語の先生のストーリーを英語で聞き、理科の先生からは物質の分類を別に学び、理科の先生が描いた、無人島の自然材料がわかる理科的挿絵。それを引き出して生徒と英語でやりとりする英語の先生。その確かなコラボが授業を深めました。

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研究デザインはゼミで練っていますが、何もかも一通り分かってる現職が、学校の教員に呼びかけ、やれるとこから始め、理論や研究方法と結びついたらすごいことになります。グローバルリーダーシップコースの先頭切ってくれます。生徒たちは若干13歳、英語科始めて6ヶ月。学んで考えて調べて、90分で即興プレゼンまでいきました。
「先生、前にも来てくださいましたね。こんにちは。」と、中1から直に話しかけていただいた経験も初体験です。生徒が自ら学ぶ姿勢ができていて、英語で話しかけたら頑張って英語で答えようとしてくれるではありませんか。

 

もちろんこれらの取り組みは偶然でもなんでもありません。4月からの充実した英語授業、インプットを豊かにして、生徒同士の学び合いを高めてきて、今、ボトムアップのカリキュラムマネージメントが始まった。そのための理論や「なぜそれに取り組むのか」について、教員同士の深い理解を培ってきての半年目です。PISA型学力調査の問題もすべて読み解き、診断のクイズも作成しての事前からの変容を見て取る分析、日本の強みや弱みを分析するという大学院生らしい取り組みがそれをささえています。またそのような取り組みを支えてくださる、管理職やチーム学校を盛り上げてきた中堅若手教員ならではの、遂行力でもあります。周囲の理解を得てすすめるという院生の人間力でもあると感じます。


若手先生集まって研修し、用意されたワークシートの質がまさに教科相乗効果で、深い。単一教科だと出ない発想を引き出していました。

ー中には、一人では心理的にきついから小動物と友達になりペットを持つ。
ー海水からクリーンwaterを図式にしたい。

英語のインプットとスピーキングフレームのタイミング良いサポートが授業には十分示されていて、

ーこんな感じで、言いたいことが英語にできるんなら、もっと頑張ろうー、

 

と生徒が「一枚ポートフォリオ OPPシート」に、書いてました。

ー理科では。考える方法がわかったから生かしたい、とも!

教科学習が支える考えがたくさん見られました。

 

研究はまだ緒についたばかりです。楽しみです。