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CLI L出版 大修館と10年後の私へ

大修館から出版する小中連携のCLI Lの本の校正が郵送でまいりました。私自身は博論が先でしたので、60本ぐらいの業績欄はほぼ、論文で、著作は、チャプター担当程度に抑えてきました。やはり両方は難しいからです。しかし英語論文はなかなか日本の先生に読んでいただく機会は少ないです。

10年後の私へ、という、メールを、大学に移籍したときに自分宛に書いていました。そこには、エキササイズ頑張ろうとか、国際学会発表や国際連携やってみようとか、海外教育実習作って学生を100人は海外の学校に実習に連れて行こう、とか、書いています。小中の英語を背負って立ってくれる実践研究者を6人は育てたい、などなど。2008年には、どれも手が届きそうにない、高すぎる夢でした。10年たって、ほぼ達成に近づいていることに、ささやかながら、ちょっとは進んだかな、と思います。同時にいったいどれだけの方にご協力いただいたか、苦しくも楽しい時間です。その中で、まだ叶っていなかった夢が二つ。一つは体力つけるエキササイズと減量ですが、これは無理そうです。増量しました。もう一つは、自分の本の出版です。
まずは、本ってどうやって出すの??から始まり、今の時代ググってみると、ちゃんと書いてあります。会社には出版手続きがきちんと書いたサイトがあります。それで三つぐらいの出版社に手紙を書き、予算や内容と、凄い時間がかかりました。一つの出版社は、内容に関連した私と共著者の学会発表セッションにわざわざ足を運んでくださいました。何度も何度もやりとり。絵や写真の著作権は大変ですが、さすが出版社、そこはプロです。瞬く間に、張本人に確認とってくださり、必要なものは、共著者がイラスト書いてくれたりもしました。実践の章が9つ以上あり、理論編は一番大変でした。海外のクリル研究者にも協力してもらったり、フィンランド海外教育実習でのクリル、日本の小中での実践クリルなど、100パーセント、実際に日本でも実践した内容に絞りました。クリルは、本当は先生がたの独創が大事ですから、あまりモデルみたいなのを出すのは、良くないかもと思っています。しかし、私には、現場の先生がたは、一つexampleやってみると、瞬く間にコツを掴んでくださるという実感があります。なぜならクリルのコツは、全ての他の教科で頑張ってる先生なら、すでにやって見たことがある方法だからです。そこにかけたいと思います。パターンの会話練習でなく、英語は初歩でも生徒らが英語を使いながら考えたり、地球の小さな市民として、ゴールをシェアする楽しさを、伝えたい。ビデオ・クリップもアクセス出来るように、準備中です。最終校正、実はかなり時間的に苦しいですが、減量以外の、10年後の私にあと一歩です。頑張りましょう。
さて。つぎの10年は?本当の夢は人に語れない私です。それはまた10年後に。