IB Program in Vienna 国際バカロレア学会(ウィーン)参加

IBコンフェレンス2018に参加しました。新しい分野を学ぶときは、早めに最高レベルと思う場に触れて、主な概念をつかみ、良いと思う点があれば、主要な文献を読んでいきやってみることにしています。
1日目は8つのトピックから一つ選んだ上、朝から15時までワークショップがありました。私は、IBカリキュラム選んだのですが後半は盛り上がってると外から感じたセッションに行きました。☆教室の扉を開けよう.そして集積的効果を創ろう☆ Stefani 博士がフロアから意見引き出しながら、壁には参加者の声やワークが貼っていました。博士のプロジェクトでは、数校のバカロレア校が、授業改革するために授業の場面ごとに教師が、知の理論の(問い!)が、深いものか、その問いについて生徒の意見や所作から、どのぐらい学びのプロセスが進み、しかもその、how(方法)を、生徒自身が意識してるかと、データを取って分析し達成度のパーセントを出す過程です。それを教師コミュニティで共通の理解になるよう、peer reviewの方法をボトムから出してもらい、授業を変えていくパワーを、教師自らが作れるようにするというリーダー研修の手法でした。それこそが、校長やリーダー、研究者の役割ではないかと話されました。質的でありながら、量的に変換し、授業改革プロジェクトに持っていく。参加者と、アメリカのIB授業のビデオを見て分析をしました。ビデオは、全ての生徒の発話をきちんと拾っていて、先生が、考えを促したり、生徒の方法への賞賛したりする場面が、詳しくわかりました。またscaffoldの付け方で、生徒がだんだん夢中に考えるのが分かりました。テーマはアメリカUSAにおける市民性と市民が取るべきリーダーシップで、市民憲章の朗読も後半は入りました。中学生用に、アメリカの生徒にもリテリングして与えていました。このWSの参加者は、70パーセントがバカロレア校長やスーパーバイザーだったのですが、私の隣りにいた、校長のスーパーバイザー(クウェート国)も、こういう手法は参考になると言ってました。グループワークがたくさん入るのでコンセプトは分かるものの、聞くのも話すのも必死でもありました。IBスクールと言えども、一つ一つの授業改革や、ここまでクラスを互いに見に行って、科学的な視点でレビューする、Open mindでという壁には、IBの校長先生でも悩んででおられると、感じました。夕方は、オスカー賞のディレクターの創造性とテクノロジーのスピーチや

アラビア語の絵文字を、発明した人気ブロガー生徒のスピーチ、ウィーン インターナショナル校の生徒らによる自作の夢があれば超えていく、という作詞とボイスパフォーマンスも素敵で、今年のベストティーチャー賞の先生は、音楽を韓国で教え教えられた経験から、異国のリズムパターンを発見し、応用してテクノロジーで作曲した授業を見せてくれました。生徒らも、ブラジルの音楽を聞きパターンを探しだして、テクノロジーを使って作曲。この先生のメッセージは、創造性を育てたいならまず先生自身の経験からということだと思います。全体に、

●意味のある、上手く行かない、という経験させる →レジリエンス
●深い認知からのパターン発見と、そのプロセスを踏んだから出来る、creativity レジリエンスがそれを産む
●テクノロジーとcuration ability
●教える側のマインドセット 教師はJudgementをするのではない。(Judgement/Bias/Objectiveの3つの視点)

が印象に残りました。
ここにアップしたwaterの絵本を見てもらうと、いわゆるclilとの位置が分かりやすいと思いました。

コンフェレンス チェアが私たち、教育者は、3歳から19歳という、あまりに長い貴い時間をもらい、社会の未来を形作るという、notableな仕事をしていることを意識したいと言っていました。大学で学んだ知識のうち社会にでて使えるのは15パーセントに過ぎず、それは一年目で尽きる。テクノロジーは急スピードで進むからゼロパーセントである。ならばその貴い時間を、何に使うのか。学んだプロセスのhowを、未知の状況に転移できることではないか。

average 平均的である、ということに意味はない。Individualであること

Dr S, Hite: https://www.authenticeducation.org/whoweare/stefani.lasso
以下、共著です。
Stecher, B. et.al.(2018) Improving teaching effectiveness: Final report: The intensive pertnerships for effective teaching through 2015-2016. Santa Monica. CA:Rand Corporation.

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