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ソーシャルネットワーキングと仕事キャリア(博士課程向け)講義とLoota先生

カフェタイムに、「仲秋の名月」にちなんだ、和菓子をCALSの皆さんに楽しんでもらいました。フィンランドでは10時と14時半に、皆ソファルームに集まってきます。

「博士課程向けキャリア形成」の講義がありました。ここでもLoota先生に会い、フィンランドについたばかりの海外の院生たちに、どうやってコミュニティにInvolveされるか、・・・それは、自分が知らないものを、おもしろいと思って関わっていくことだと話していました。だけど、知らないものに慣れない上、異国では「怖いよね」。インターナショナルな状況で研究者が生きていくには、ソーシャルネットワーキングも使いこなして、「How Populate You Are」自分がどの程度価値があるのかは自分であたえる(待っていてもだれも与えてくれない)。仕事がみつからない、活躍の場がない・・・と思うのら、自分はこのことを超えているか?と問われた。

現代社会では、子供にも、「How to network」を教えることが少ない。ビジネスではネットワークを使ったコミュニケーション力が問われているがこれを知らないまま大人になる。座っている人に3分間話しかけさせ、「①人と知り合うのはエネルギーがいる」「②自分をすごくPushしないといけない」体験を入れられた。確かにわたしもかなりエネルギーが要ります。外国だとやっぱり調査を申し込み承諾をいただくのはエネルギーが何倍にもなりプッシュします。

Loota先生は、フィンランドの政財界の人にも質的インタビューをしておられるようですが、Trendsは動いていく、Valueも動いていく、ではそれにどうやってContactするか。自分のqulaified oneself、発信はしているか。一度自分のネットワークを図に描いてみよう、そのうち、自分が楽ではない、違う種類の人というネットワークはあるか そのいくつかに重なりはあるか?Transitional social netwoks を形成していくのは自分である。

研究者としての仕事獲得は、「世界を貫くソーシャルネットワークをどう作るか」ということに尽きると締めくくられた。

 

題名からは、就職ガイダンスとか、サクセス例とか、博士の仕事獲得のコツとか、教えてくれるのではと集まったスタッフもいたと思います。今から必死で仕事を探すという学生にはまだ呑み込めない部分もあったかもしれません。また、人と知り合うのに、相手をUseしようとか・・そういう気持ちではだめだとも。自分と違う相手から学ぶことへの Respect  Appreciation 相手の話を真剣に聞くListening Skill  本当に腑に落ちることが多いでした。

 

私たちは、自分で気づく以上に、ソーシャルネットワーキングで、発信するという術を使っているのかもしれません。大学生や大学院生には、自分が4年ないし6年で、何をどこまでしているのか、Qualified  oneselfの意識は

大事だと思います。自分はまだまだと控えていると、それで人生が終わってしまいます。わたしも最近来た院生が、学部で書いた論文を見せてくれて、「う~ん」と唸りました。書き上げたものは大事な学びの歴史で発信材料です。他人は誰も自分がどれぐらい深く学んだかとか、理解することはできませんが、手をかけた論文にはその力があります。修士論文(報告書)では妥協せず、学会発表も、論文投稿もしましょう。